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【体験から】宅地建物取引士の資格を取得して得た4つのメリット

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宅地建物取引士とは。

宅地建物取引士(たくちたてものとりひきし)とは、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者。宅地建物取引業者(一般に不動産会社)が行う、宅地又は建物の売買、交換又は貸借の取引に対して、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実に法に定める事務(重要事項の説明等)を行う、不動産取引の専門家である。

その宅地建物取引士の資格試験は年に1回、今年、令和6年は10月20日(日)に実施されます。
不動産業界、特に土地、建物の売買契約の媒介を行う人は、この宅建士の資格を取得しないなんて、もったいない!
私は、この業界に転職してから4回目の受験でやっと合格することが出来ましたが、取得したことで4つの大きなメリットを得られたと実感した覚えがあります。
今回は、私が宅建士の資格を取得したことで実感した4つのメリットについてご紹介します。

宅地建物取引士の資格を取得して得た4つのメリット

  • お客様からの信頼度が違う
  • 資格手当で収入アップ
  • 契約締結日のスケジュールが決めやすい、仕事がしやすい
  • 転職時の選択肢が増える

お客様からの信頼度が違う

売買契約締結前に行う重要事項説明は、宅地建物取引士の資格者が資格証を提示して行わなければなりません。
しかし、宅建士試験に合格して取引士証の交付を受けるまでの約5年間、私は重要事項説明が行えないため、上司や先輩、時には後輩にお願いしていました。
当時はまだ30歳前後。不動産をご購入するお客様のほとんどは私よりも年上のお客様で、「まだ若いんだからこれからだよね」と言ってもらえるお客様がいる一方、一部のお客様からは、「試験に受からない程度の知識しか持ってない人から買いたくないんだけど」と担当者の変更を希望された経験もありました。
不動産取引は人生の中で一番大きな買い物とも言われます。少しでも信頼できる人から買いたいと思われるのは仕方がありません。
取得してからは、「持っていて当たり前」とプロ意識を持ってお客様と接することが求められるので、実務知識をを学ぶことが必要となりますが、自身の責任感と成長に繋がったと思います。

資格手当で収入アップ

宅建士の資格取得者に資格手当を設けている企業は多いものです。
私が資格取得をしたときに務めていた会社では、資格を持っていない営業マンの場合、資格手当がつかないだけでなく、割合で賞与が減額されていました。
資格取得のための社外研修費や未取得者の重要事項説明を行う取引士への手当などに充当するためだったようです。
取得したことで、賞与の減額がなくなり、資格手当の支給が増えた事で、年収が飛躍的に上がり、驚いたほどでした。

契約締結日のスケジュールが決めやすい、仕事がしやすい

宅建士の資格を持っていないと、重要事項説明を自分でできないため、お客様の希望する日時に資格取得者に重要事項説明をお願いする必要があります。
多忙なお客様の中には、重要事項説明の日時を深夜に希望されたり、地方に住んでいるため来てほしいと出張を望まれることがあったりしました。個人的に出張は楽しかったので喜んで出張してましたけどね。
ただし、どうしても説明をする宅建士の予定が合わない場合は、お客様に日程を変更していただく必要があります。
日程を決める連絡で何度も連絡を取るのと、自分の予定を調整して短い時間でご契約日時を定めるのとでは、かかるストレスが大きく異なります。お客様の満足度の低下も防げていたと思います。

転職時の選択肢が増える

何らかの事情で転職をする場合、選択肢が多くあると思います。
例えば独立起業する場合。会社を作って不動産売買を行う場合、専任の宅地建物取引士が必要ですが、自分自身を専任と取引士として、一人で開業することが出来ます。
また、宅建士の資格の登録は一生有効なうえ、全国で仕事をすることが出来ます。フィールドを今住んでいるところから遠く離れた都市部に変更して、開業または転職した場合であっても、取引士として仕事ができるんです。
最近では、不動産エージェントとしてフリーランスで稼ぐ働き方も増えてきています。
将来のキャリアアップを考えてみても、宅建士の資格試験には合格しておきたいですよね。

試験直前のおすすめの勉強法は?

最後に、私が合格した時の勉強法について、あまりお勧めできたものではありませんが、ちょっとご紹介しておきます。
私は、試験直前の2週間は過去問だけを読みました。ポイントは、「解く」ことではなく「読む」こと。
間違った知識を排除して、正しいことを書いているものだけを、ひたすら読み返していました。
例えば、問題が「誤っているものはどれか」であれば、四つある解答枝のうち、正解枝である1つは黒く塗りつぶして、正しいことが書いてある他の3つを読む。問題が「正しいものはどれか」なら正しいことが書いてある一つを除いて他を黒く塗りつぶして一つだけを読む。といった感じで、正しい事が書かれているものだけを問題と一緒に読み返すという事をしていました。
この勉強法のメリットは、問題に対して正しい知識だけを頭に入れていくことで、試験に際して正解枝を絞り込みやすくなった印象があります。デメリットの方が大きいんですが、実務に繋がる知識として身につきません。資格取得後に困らないように、勉強はしっかりしましょう!
では、また。

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