新しい挑戦は自分に合っているか?適正はあるか?
好きなことか?得意なことか?苦手なことか?
そして、肝心の成果を出すことが出来るか?幸せになれるか?
新しいことに挑戦しようとするとき、それが人生に影響を与えるものなら、幸せになりたいと望んでの挑戦でしょう。
成功するのか?幸せになれるのか?
未来は確定していないから、いろいろと悩むし、後悔することだってあります。
しかし、過ぎてしまえば全て過去となってしまう。
「継続は力なり」
ブログもそうですが、一度始めたら途中であきらめるのはもったいない。
それでは、継続していくためにどのように考えて行動したらいいのでしょう。
ここでは継続していくための「覚悟」について私の経験を共有したいと思います。
転職して未経験の業界へ挑戦
全く経験がなかった営業という仕事。転職先に不動産業界を選んだ理由は3つありました。
- 当時の求人雑誌の表紙に「年収1000万円以上の求人多数」と書かれていて、不動産営業職の求人がピックアップされていたから。
- 田舎育ちで不動産の取引きを見聞きしたことが殆どなく、住宅に対して知識がなかったから。
- 寮を出てアパートを借りるとき、住むところの確保に不動産会社の存在が欠かせなかったので、将来、需要がなくなる業種ではないと思ったから。
当時はバブル崩壊から時間が経っているとはいえ、高収入を求めて転職する人が多かったようです。
モテる男性の条件も3K(高学歴・高身長・高収入)なんて言われていました。
それまでの知識や経験を活かせるとは思えなかった業界。面接で「全く異なる業界だけど、あなたは何ができるの?」と質問をされて、「体力に自信があります。休まず仕事に尽くせます」なんてことを答えた覚えがあります。
めでたく採用となった会社の配属先店舗、そこで私に仕事への姿勢を教えてくれた先輩との出会いがありました。
「向いていないと思ったら早くやめた方がいい」
私が不動産営業の世界に転職したのは27歳の時でした。
人には相性というものがあります。
入社して1ヶ月目に、私の指導をしてくれた先輩から最初に教わったのは、「続けていけるかいけないか、判断は早くした方がいい。向いていないと思ったら早くやめた方がいい。」と言うものでした。
キャリア形成を考えると、2つの理由があるといいます。
一つ目は、向いていないと思いながら仕事するということは、自己肯定感が低い状態で継続することになり、成果も出るはずがありません。時間を無駄にしてしまうことになってしまうのです。
二つ目は、成果が出なかったという実績を残してしまい、自己評価だけでなく他者からの評価も下げた状態で次のキャリアを目指すことになるから。
次の転職先の面接で、「前の会社で成績が残せなかったのは相性が合わなかったからです」なんて言ったら不採用になるのは間違いないでしょう。
つまり、長く継続するだけの価値を得られないのであれば、早々に他の道を選択した方がいいということになります。
あなたはどうですか?今の仕事はあなたに向いていると思いますか?
もしも向いていないと感じながら続けているのなら、大した成果は残せないので、早く方向転換した方が良いでしょう。
「やるときはやる!」
私が先輩から教わったのは、向いているか向いていないかを早く見極めてキャリア形成するようにということでしたが、見極めるも何も、最初は初心者です。
いきなり結果を出す同期もいましたが、多くの初心者はすぐに結果を出すことはできません。
だから、すぐに判断することはできませんし、すぐに諦めるのはもったいない。
警察官時代によく言っていました。
「やるときはやる!」
自分でやると決めたことは必ずやりきる!自分で選んだ道です。
一度、やると自分で決めたのだから、出来るところまでやってみよう!
気がついたら、この不動産業界で25年が経過していました。
まとめ
私には、人生の師と呼べる人がたくさんいます。
知り合った人の全てが人生の師であるといってもいいかもしれません。
他人から学べることは多くありますからね。
継続していく「覚悟」という書き方をしましたが、継続は結果に過ぎないのかもしれません。
私が不動産業界で営業職として25年という月日を継続してこれたのは、「見極め」という言葉から、もうダメだとあきらめるまでやってみようと思った事、これが覚悟となったのかもしれません。
継続することが大切といわれますが、「もうダメだ」と諦めるしかないところまで精一杯取り組んでみる。
この覚悟を持つことが、結果として継続につながるのだと思います。
そして、継続することで何らかの結果が残ります。
今は初心者かもしれないあなたも、「見極め」のタイミングを意識して、そこまでは100%の力でコミットしてみてください。25年はあっという間でしたよ。
それでは、また。