今の生活に満足していますか?このままの生活がずーっと続くと思いますか?
そして、挑戦してみたいことはありますか?
挑戦してみたいことはあるけど、時間がない。
時間はあるけど、お金がない。
ちなみに、お金がない人は、時間もない!
時間があるならアルバイトとかして稼げるはずですからね。
挑戦したいことに挑戦するためには、時間とお金が必要ということになります。
お金を稼ぐためには、という話しは、また別のところで話すとして、今回は時間を作ることについてご紹介します。
時間術といえば、ムダな時間を見直そうとか、ムダな飲み会は断ろうとか、そんなノウハウを連想する人も多いでしょう。
私も、そういうノウハウ的な話しの本だと思いながら読みました。実際、対話形式で同様のノウハウについても紹介されています。
しかし、この「神・時間力(著者:星渉、出版:飛鳥新社)」は、他の時間術の本と違って、目的や達成したい事に重点を置いて構成されているように思います。
目的や達成したいことに対して結果を出したいという人におすすめの1冊だと思います。
この本を読んだきっかけ
私がこの本に興味を持ったのは、別の本で読書をすることは時短になると読んだからです。
どういうことかというと、例えば、自分で1週間の海外旅行に行って経験をしてこなくても、旅をした人の旅行記などを読めば、その著者の経験を共有することができるということです。
1週間という時間を1冊の本を読む時間で、凝縮して得ることができるのです。
私は本業のサラリーマンの仕事の合間で本を読む時間を確保する必要がありました。
そこで、時間をより多く確保するために、時間術の本をいくつか読んだんですが、その中の1冊が、この「神・時間力」だったのです。
この本から学んだこと
本の主人公と時間の神との対話形式で進むストーリーは、ステップバイステップで主人公の時間術の成長を描きながら、人生で得たい結果を得るために時間を使うことの意義を主張しているように感じました。
仕事にも家庭にも、やらなければいけない事は多くあります。
人生の最後に『もっと冒険すればよかった』と過去を振り返る人が多い事を違う分野の本で読みました。
人生をかけて何かに挑戦したと言えるような、壮大なことである必要はないと思いますが、私もやりたいと思うことに挑戦し、結果を出せたと振り返る事ができるような人生を送りたいと思います。
この本を読んで、私が強く印象に残ったのは、次のことです。
- 「人生の公式」
- 「で、今、どこに向かっているの?」
- 「感情の天秤」
得たい結果は、短期的、中期的、長期的な視点で目標を定めると、具体的になっていきます。
例えば、次のような感じです。
- 長期的目標:3年以内に副業で月収30万円以上稼げるようになる
- 中期的目標:1年以内に稼げる副業を見つける
- 短期的目標:今、確保できる時間でできる副業を試す
- 得たい結果:副業で月収30万円を稼ぐ
そして、この得たい結果を得るために必要なものは、時間と行動レベル(生産性の高さ)です。
先の例に当てはめると、時間をより多く確保できるように、本業の生産性を上げる。
副業の成果を短時間で高いものに出来るよう習熟させるということになります。
そして、この目標に向かって行動出来ているか、自分の行動を見直していくのです。
結果を時短で得ることができれば、更に高い目標へ、または違う目標を立てて新たな挑戦をしてもいい。
また、挑戦には失敗が付きものです。失敗という結果も時短で得ることで、成功に近づくことができます。
時間は限られた資本です。そして、どのくらい残っているかは不明な資本です。
目標を達成するために、少しでも多く投資できるようにマインドセットを変え、行動を変えていきたいと、本気で思えてきました。
まとめ:この本のおすすめポイント
個人も会社も、将来の目的や目標が何かしらあります。そして、得たい結果があるものです。
投資できる時間には限りがあり、得たい結果を得ていくためには、時間をどう使うかということは、大きな課題です。
働き方改革で長時間残業を制限され、得たい結果に投資する時間のあり方は、これから変化していくと、私は考えています。
人生を終えるのがいつになるかはわかりませんが、『もっと冒険したかった』と思うことは間違いないと思います。
しかし、「多くのことに挑戦してこれた」と思うことができるようにもなれると思います。
この本を読み終わったとき、バケットリストを作ることにも興味を持ちました。
人生で、やりたい事、経験しておきたい事などをリスト化する「バケットリスト」。
その一つ一つを得たい結果として、自分の時間を投資するように考えていくことで、充実感の高い日々を送れるような気もします。
おすすめポイントは、自分の人生の時間を何に投資するのか?を考えるきっかけがもらえます。「で、今、どこに向かっているの?」
それでは、また。
