「備えあれば患いなし」
今日は、毎日のストレスへの耐性についてお話します。
早速ですが、毎日の生活の中で、一番ストレスを感じるのは何ですか?
それは、対人関係、コミュニケーションですよね。
家族に対しても何らかのストレスを感じたり、会社では上司や同僚にストレスを感じたり。
メンタルを健全に保つには、これらのストレスから身を護る「護身(護心)」が必要です。
私は、もともと人の「心」や「気持ち」というものに強い関心がありました。
警察官時代に犯罪心理学を学び、目の前の人が今、何を考えているのか。何かを隠そうとしていないか。他人をだまそうとしていないか。危険な行動を取ろうとしていないか。
命の危険を身近に感じる職業だったこともあって、目の前の人が話している言葉の裏側に何を秘めているのか、考える習慣がつきました。
不動産業界に転職して最初に感じたのは、どんなにブラックな仕事環境でも、対人関係で命の危険を感じないという事は「心が楽だな」という感想を持ちました。
よく上司に「お前は怒っても怒っても、精神が病むことは絶対ないだろうな」と言われた事を思い出しますが、だって怒られても命に危害は加えられませんからね。怒られるのは嫌ですけど。
今になって思うと、私は警察官という職業を通じて、対人関係でのストレス耐性を得られていたんじゃないかと思います。
ストレスの原因は「期待」です
対人関係のストレスの多くは、「期待」です。しかも相手の心に対してのものです。
よく言われる事ですが、過去と他人は変えられません。自分の勝手な願望や想像を相手に期待してしまう事から、ストレスが生まれています。
例えば、いつもは挨拶を返してくれるのに今日は返してくれなかった。何か嫌われる事したかな?とか。話しをしている内容を正しく受け取ってもらえていないと感じる。とか。
心と言うものは目に見えないものなので、想像するしかないわけですが、相手の心を思う時、自分の願望や期待を交えて、いい方に考えがちで、裏切られたとまでは言いませんが、思っていたことと違うと感じた時にストレスが蓄積されていきます。
原因がわかったところで、では、期待しなければいいのかと言うと、そうもいきません。逆の立場で、期待をされていないなと感じられる相手からの話しは、受け入れられませんよね。
では、どうするのか?ストレスを受け止められるように、メンタルを強くしましょう。
メンタルを鍛えてストレスに備える
私自身は、メンタルを鍛えようと思って鍛えた事はありません。
ただ、耐性らしきものが身についたような感覚です。
とにかく、受けるストレスをひたすら想像して、どう受け流すかを考えてました。
これって武道や武術に似ているように感じます。
相手の技を想像して、どう受け止めるか、どう受け流すか、どう返すかをひたすら練習します。
心も同じではないでしょうか。
起こり得る結果を想像して、ストレスに感じそうな事であれば、避けるのではなく受け止め、受け流す練習をしておけば、溜め込むストレスを小さく出来ると思いませんか?
ストレスを発散する
とは言え、メンタルを強くしても感じたストレスを溜め込むのは良くありません。
ストレスの発散方法は人それぞれですが、適度な運動や楽しく打ち込めるものを見つけるのがいいと思います。
筋トレもストレス発散の効果があるらしいので、体も鍛えられて一石二鳥ですよ。
まとめ
ストレスがなくなる事はありませんし、避けてばかりもいられません。
ならば、ストレスに耐性をつける護心術を身につけるためと割り切って、目の前のストレスと向き合いましょう。
大丈夫!目の前にいる人は、あなたの護心術の練習相手ですよ!
もっと精神を鍛えたい人は、体を鍛えましょう。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言いますからね。
では、また。