1日は24時間。睡眠時間を7時間前後確保して、残り16時間前後。
私は、この16時間前後の活動できる時間を仕事と私生活に使っているわけですが、「神・時間術(著者:樺沢紫苑 大和書房)」を読んで、改めて1日の行動を振り返ってみると、時間の使い方、優先順位のつけ方をもっと改善できる!ということに気が付きました。
私は、不動産会社の営業マンとして20年以上勤めてきましたが、『やらないといけない事』に追われて、プライベートの時間も仕事のために投資してきました。
時には睡眠時間も削って、1日のうちの16時間以上を仕事に充てたこともありました。
毎日、仕事に追われている感じで、とても疲れた感覚を覚えたこともあります。
あなたも、毎日、やらなきゃいけないことが多すぎて疲れていませんか?
この記事では、「仕事に追われている感覚」を少なくできる方法、本当にやりたい事のために時間を確保する方法について、私が学んだ事を共有します。
必要なクオリティのギリギリのラインを見極めよ
営業に転職した時、上司から、こんな事を言われました。
「いいか。仕事の質は、つまようじの先端をどこまで尖らせるか?という事と同じなんだぞ!」
つまようじの用途を考えたとき、その先端を極限までとがらせる技術があったとしても、そこまで必要とされていません。多少丸くても、用が足りるのであれば、それでいいのです。
言われた時は、『変な例えをするな』くらいにしか思っていませんでした。今なら理解できます。
つまり、それぞれの仕事は、必要とされる最低限度の質で終わらせても良いと言うことなのです。仕事に高すぎるクオリティを求めていませんか?
やらなければならないタスクはどのくらいありますか?
仕事を追われる感覚が強くなるのはどんな時ですか?
私は、やらなきゃいけないと思う仕事がいくつも重なった時です。
体も頭も一つしかありません。マルチタスクなんて言葉もありますが、同時進行は効率を落とします。
同時に別々の事をするのは無理です。一つ一つを早く終わらせて、数をこなすのが良いでしょう。
で、その重なったやらなきゃいけないことは、期限内に終わりますか?
その時間は得たい結果に向かっていますか?
やらなきゃいけないことの中には、自分でやらなくても良いものも含まれてませんか?
私には、私でなくても出来ることが多くあります。
誰かがやらなきゃいけない事ですが、私でなければならない事は、そう多くありません。
では、なぜ私がやらなければいけないのか?
それは断らないからです。
時には勇気を持って断ることも必要だと言う事ですね。
そうすれば、得たい結果のための時間を作る事が出来るのです。
まとめ:「投資できる時間」=「残された命の時間」
全部を自分で完璧にやらないといけない。
そのように考えて自分の残された命の時間を費やすのは、うまい時間の使い方ではない。
会社はどこまでも高い成果を求めてきます。
その成果を出すことが自分の人生の目的であると言えるなら、そのために時間を投資するのは正解でしょう。
しかし、会社から求められる成果があなたの人生の目的としていいのですか?
それは会社の目的であって、あなた個人の目的ではないはずです。
時間は限られた資源です。
自分の本当に得たい結果のために使える時間は、要領良く作る事が出来るはずです。
会社員の就業時間は決められたものなので、その時間を削る事はすべきではありませんが、やらないといけないと思っていたことを整理することで、得たい結果を得るための優先順位をつけることができます。
それともう一つ。本の中で書かれていたことで、人生の公式というものが出てきます。
得たい結果を確実に得ていくための公式です。
これを活用することで、更にやらないといけない事にかける時間を短縮することもできると思います。
人生の公式:得られる結果(ゴール)=投資した時間×行動レベル(生産性の高さ)
次回は、この公式について、掘り下げて考えてみたいと思います。
それでは、また。