目標を計画するときに、「いつまでに」という期限を設けます。
その期限が到来するまでの日数、つまり時間が限られることになります。
期限が到来するまでに、どのくらいの作業量が確保できるのか?
成果が出せるかどうかは、この作業量とその質によって左右されるであろうことは容易に想像ができます。
ただし、かけた時間の分だけ収入につながるということはありません。副業ブログは時間労働で働いているわけではないからです。
しかし、時間をかけずに稼げるほど、甘くないことも事実です。使える時間は全部投資するくらいに考えたいところです。
私は、不動産会社で働くサラリーマンです。将来に向けてブログを始めて4ヵ月が経ちますが、これまでの作業量と成果から、今後の作業時間と期限などの『時間』について考えてみたいと思います。
あなたのブログ運営の参考になると思うので、一緒に考えてみましょう。
アウトプット以上に必要なインプットの時間
ブログの記事として書く内容は、持っている知識とこれまでの経験から作られます。
ブロガーでユーチューバーのマナブさんは、「ブログは人生のアウトプットです」と言っています。
これまで経験してきたこと、趣味で続けてきたこと、そして、これから学ぶことや挑戦しようとしている事など、全てアウトプットの対象になりえます。
ただし、アウトプットするためには、アウトプットするための知識も必要です。
ブログでアウトプットしようにも、どんなジャンルで始めるのか。無料のブログサービスで始めるのか。レンタルサーバーを契約して経費をかけていくのか。アウトプットする情報をどうやって広げていくのか。
具体的にはSEO対策やSNSの活用などですが、知りたくなる情報はたくさんあります。また、発信する情報についても深掘りしたり、新たな知識を得たりと、発信する情報を読者にとって有益なものとするための工夫も大切になってきます。
つまり、ブログでアウトプットするということは、それと同時に新たなインプットも必要となるということです。
ブログ記事を書くのにリサーチはいらないという人と十分にリサーチしてからという人と両方とも存在します。
私は、リサーチに使う時間は学びに使いたい方なので、いらないという方をおすすめします。
投資できる時間の作り方
1日が24時間であるということは、誰でも平等に同じです。
最近読んだ本で書かれていたことですが、脳の記憶領域を最大限に利用するためには最低6時間以上の睡眠が必要だそうです。
活動時間18時間の中から、本業に8時間、残業1〜2時間、通勤が往復で1時間、食事や入浴その他もろもろ3時間。合計14時間±1時間として考えると3〜4時間が利用可能な時間となります。休日は18時間のうち15時間。といいたいところですが、集中力のことを考えれば、精々8〜10時間がいいところでしょうか?
この計算から、1週間に32時間以上。1か月間に128時間。4ヵ月で512時間となります。
しかし、計算で成り立つこの作業時間は、ちょっとしたことでなくなってしまいます。
例えば友人に誘われて食事に行ったり、休日に遊びに出掛けたり。体調を崩すこともあったりするでしょう。
私たちサラリーマンにとって、作業時間として確保できる時間は、案外少ないかもしれませんね。
では、投資できる時間の作り方は?それは、アウトプットのための作業が出来ない時間は、全てインプットの時間にしてしまえばいいんです。
例えば、本業すらもインプットとして考えてしまえばどうでしょう。会社の上司や同僚、取引先や顧客など、いろんな人と接する中で学びや気づきを得られることは多いものです。
また、外出先で見たものや聞いたこと、友人と会って話したことなど、全てインプットとしてとらえれば、本業の時間も残業をしている時間も通勤時間も、全ての時間がインプットになります。これも立派な投資になるでしょ?
なにもブログを書かなきゃとキーボードの前に座り込むばかりが作業時間ではありません。本を読んだり研修を受ける事ばかりが学びではありません。普段の何気ない時間も、インプットの時間と考えていいんです。
ただし、ここで神・時間術(著者:樺沢紫苑 大和書房)の一文をご紹介しておきます。
「それで、今、どこを目指しているの?」
あなたの人生の目的に向かって時間の投資が出来ているなら良いのですが、そうでないなら、そのインプットに使った時間はリターンがない消費に使われたことになってしまうと思いましょう。
神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す [ 樺沢紫苑 ]時短のためのツール選び
投資できる時間に限りがあること、制限があることはわかりましたね。
この限られた時間の中で、多くのことを実行するために便利なツールがあります。
ここで、いくつかのツールをご紹介します。
インプットの時短に役立つツール
①メモ:紙に書く、スマホのメモアプリを利用する。
人は忘却曲線によってすぐに忘れてしまいます。後から思い出すのに時短になります。
②オーディオブック:インプットの一番の方法は読書だと言われますが、耳で聞くオーディオブックがおすすめです
通勤中や作業しながらなど、ながら聞きで知識を得ることが出来ます。
また、自分の考察や経験を先人の知識や経験で補えるなど、調べる時間の節約にもなります。
③カメラアプリ:映像で記録する
メモと同様ですが、情報量が多いものは文字に起こすよりも映像で残した方が便利です。
アウトプットの時短に役立つツール
①メモアプリの音声入力:キーボード入力に代えて音声入力の方が早い場合もあります。
②生成AIアプリ:ChatGPTやGeminiなど
文章だけでなく画像も作成できます。最近では自動でブログ記事を作成してくれるものもあります。
この他にも役立つ便利ツールは多く存在すると思います。
ちなみに、何かの本で読んだ内容ですが、時短するための最強のツールはお金だそうです。
食料品を一から作らなくても、お金を支払うことで料理を手に入れることが出来るし、デザインの勉強に時間を使わなくてもお金を払って「ここなら」などでデザイン画の作成を依頼して一定期日で納品してもらえます。
自分の目的を時短で達成するための最強ツールはお金となりますが、この話しはまた別の機会にしましょう。
まとめ:目標とするのは「全ての作業時間の確保」と自己成長
私は、以前勤めていた営業会社では売上げで評価されていたため、その考え方が根強く染みついてしまっています。
そのせいかブログについても、PV数や収益などの結果を求めてしまいます。
まずは、この考え方を一度壊す必要があります。
なぜなら、私が結果や成果を出すことが読者の助けになるのではないからです。
読者の助けとなった結果が成果となって表れるという考え方に改めていかなければいけません。
これは、企業でも同じことが「顧客ファースト」という言葉で言われています。
顧客に選ばれるサービスや商品を提供できた結果、売上となって表れると言われています。
ブログで考えると、読者の助けとなるコンテンツが選ばれるサービスや商品ということになります。
それでは、読者の助けとなるコンテンツはどうやって作るのか?
コンテンツは知識や経験のアウトプットなので、勉強して知識を増やす、いろいろなことに挑戦して経験を増やす、つまり自己成長をし続けることが重要だということがわかります。
何を学ぶか。どんなことを経験するか。自分を成長させながらアウトプットして誰かの助けになれる。
考えれば考えるほど、わくわくしてきませんか?コンテンツ作成のために勉強と経験に時間を投資していく。毎日をそんな風に過ごしながら、これからもブログ運営を楽しんでいきたいと思います。
最後に、コンテンツ選びを考えるとき、過去の経験から作るのもいいのですが、これから学び、経験する事をコンテンツに選ぶのもいい。
これから学び、経験したいこと。人生の中でやってみたいことを書く「バケットリスト」みたいなものを作って、その中の一つをコンテンツとすることも楽しそうです。
あなたも「バケットリスト」を作ってみてはどうでしょう?バケットリストについては本も出てますのでそちらを参考にしてください。
それでは、また。