この作品は、ある一人の男の働き方が、会社全体をブラック企業へと変えてしまったフィクションストーリーです。「働く」とは何か、「正しい働き方』とは何かを問いかける全十五話の物語です。

【執筆記録 #1】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第1話
「俺は、営業は“戦い”だと思っている。勝つか、負けるかの勝負だ。一緒に戦えないやつはいらない。そして、負ける事は許されない。どんなことをしても勝て!わかったか!」新人課長の黒木連は、俺、三島誠の上司となった。

【執筆記録 #2】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第2話
「バカだなぁ。まともにタイムカードを刻印したら、すぐに制限されて、やりたい仕事も出来なくなるだろう。そうすると結果も出せなくなるし、営業として評価も得られなくなるじゃないか!」
「就業時間とか労働時間とか、営業は何時間働いたかじゃないだろうが。結果だ!結果が全てだ!」

【執筆記録 #3】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第3話
📘第3話「年中無休」前回までのあらすじ俺、三島誠は普通のサラリーマンだ。上司の命令には従順に従う。新任課長、黒木漣の命令にも従うよ。それが例え、早朝出勤やサービス残業でもだ。本心では従いたくないけれど、周りもみんな従っているし、俺一人が抵抗...

【執筆記録 #4】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第4話
黒木の着任から2ヶ月が過ぎたある夜、華が保冷バッグと手提げ袋を持ってやってきた。中にはタッパーに詰められた刺身とおにぎり、そして味噌汁。刺身定食の差し入れだった。華には本当に感謝しかない。

【執筆記録 #5】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第5話
次の日曜の定休日、華とカラオケに行く約束をした俺は、日曜日に休むことを黒木に言わなければならなかった。ま、もともと定休日なんだし、今、営業成績も上がっているから問題ないだろう。しかし、黒木に否定された。定休日なのに、なぜ休めないんだ?

【執筆記録 #6】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第6話
転生を管理する女神様が、うっかり、魔王と俺を同じ世界に転生させてしまった。それで、俺はまた、魔王の支配に抗う運命を押し付けられたということだ。「その元・魔王は誰ですか?」女神は答える。『あなたの上司の黒木よ。ごめんね』すぐそばにいたんだね。

【執筆記録 #7】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第7話
「主人は、なぜ倒れるまで働かなければならなかったんですか?社員が倒れるくらい働かなければ、この会社の経営は危ないのですか!」茅場の妻のこの言葉が、働き方について考えるきっかけとなった。俺は、何のために働くんだろうな・・・。

【執筆記録 #8】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第8話
凛のアドバイスは、努力の仕方が間違ってるというものだった。他人の評価を気にし過ぎて承認欲求に囚われすぎだと。承認欲求に囚われないというのは、どういうことだろう。

【執筆記録 #9】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第9話
📘第9話「ライフスタイルの選択」前回までのあらすじ飯塚の内部告発によって、営業第2課のタイムカードの偽装行為が発覚した。それだけではない。24時間年中無休という働き方も大問題となった。労働基準法を無視しているのだから、問題になって当然の話し...

【執筆記録 #10】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第10話
📘第10話「責任の取り方」前回までのあらすじ残業が禁止され、仕事量は確実に減った。しかし、仕事量の減少は、そのまま売り上げの減少にもつながり、俺の12月の売り上げはかなり落ち込んでしまった。黒木の営業方針「24時間年中無休」が正しかったのだ...

【執筆記録 #11】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第11話
📘第11話「異なる価値観」前回までのあらすじ営業マンは成績が命だ。それなのに、12月は散々な結果で終わってしまった。残業することを全社的に制限され、成績が下がった営業マンは大勢いるが、目標に遠く及ばない営業マンは少数だ。そして、俺はその少数...

【執筆記録 #12】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第12話
📘 第12話「再び魔王降臨」前回までのあらすじ俺には時間が必要だ。就業時間以外に仕事をするための時間が。ノートPCを持ち帰って在宅ワーク。場所は自宅からカフェやネットカフェに変えて、集中力を高めて行うことを意識した。その成果は出てきていると...

【執筆記録 #13】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第13話
📘第13話「すれ違う意思」前回までのあらすじ俺は、いったい何のために働いているのだろう?誰のために働いているのだろう?1ヶ月間の営業成績で順位を付けられ、下位の社員は、低進捗者ミーティングと名づけられた嫌がらせとしか思えないミーティングのた...

【執筆記録 #14】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第14話
📘第14話「人生で選択できるもの」前回までのあらすじ成果を出すには、効率化よりも時間を増やす方が手っ取り早い──黒木はそう言った。田村は、黒木の言う通り、早朝から深夜まで仕事すると答えた。だが、俺は即答しなかった。長時間働けば、確かに仕事量...

【執筆記録 #15】元勇者、現代サラリーマンに転生して、働き方改革に奮闘するー第15話
📘第15話(最終話)「初めての転職」前回までのあらすじ黒木から、仕事に対して、そして売上に対して貪欲さが足りないと罵られた。2月の最終日を迎えて、俺の売上実績は、ノルマを達成したとはいえ褒められた成績ではなかった。なにせ事務所内で、成績が一...
また、この連載を1冊の本に纏めました。
「俺の上司が社畜を育てる元魔王だった件」
編集過程で少し訂正しています。
kindleで販売中ですので、こちらもよろしくお願いします。
